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第166回 日本大学薬学生涯教育講座[最近のトピック]

平成29年1月12日(木) 19時30分〜21時00分

薬剤師として知っておくべきこと「局方と製剤」

日本大学薬学部 薬剤学研究室
教授 伴 野 和 夫 氏

[講演要旨]
 日本薬局方が第16改訂(JP16)で大きく変更され、本年17改訂が行われたことなどから、JPに関わることを中心に、薬剤師の教養として知っていても良いと思う事をお話しする。
  JPは明治19年(1886)に発布、今年で130周年を迎えた。USP(1820年)、ヨーロッパ局方(1964年)とともに世界をリードしている。JP16の製剤総則は掲載方法がそれまでと大きく変わった。即ち、剤形別から用法別になった。透析に用いる製剤が収載された。しかし透析液の調剤は現在薬剤師の手にない。
 また、包装については製剤包装通則が新規に設けられ、さらに参考情報の項の「G7医薬品・包装関連 用語の解説など」が収載され、よりクリアーとなった。溶出試験はJP16で散剤に溶出試験が規定され、JP17貼付剤の溶出試験法が2つ収載された。また、経皮試験法も収載された。経口投与する製剤には分散錠が加わった。さらに、JP17では、「意図的混入物質」と言う試験項目が設けられ、日本では40年前に事件となったジエチレングリコールやヘパリンに項目が追加された。
 これは、今日でも事件に成っているからである。口腔内崩壊錠の進歩は目を見張るものが有り、凍結乾燥、湿性錠から始まり、スーパー崩壊錠などの新しい素材も見出された。これらは、高齢化に伴い嚥下能力が衰えた患者への対応の産物ともいえる。哺乳類は気管の左右を食べ物が通る水平交差であり、人は食べ物が気管の上を通る垂直交差である為、誤嚥をすると言われている。そこに老化が加わる。子供の誤嚥もある。錠剤が誤嚥しやすいのであるが、解決策の1つであろうか、マイクロタブレット(ミニ錠)と言う顆粒の様な錠剤が上市されている。
 日本とアメリカの薬剤師事情を少しお話しする。アメリカは人口3億を超え、日本は1億3千万程度。しかし薬剤師の数は28万6千と28万とほぼ同じである。新投与経路の開発などで、新しい治療ができるかもしれない。薬物治療はどこまでも面白い。



以 上
 
 

会場 : 船橋市民文化創造館(きららホール)
[住  所]千葉県船橋市本町1-3-1 フェイスビル6階
[最寄り駅]船橋駅(JR総武・中央線,東武野田線),京成船橋駅(京成本線)

受講申込方法 : 本学部ホームページより,FAXもしくはwebにて申込み

受付開始時間 : 19:00〜

受講資格 : 特になし(出身校等一切不問)

受講料 : 1,000円(当日会場受付にて申し受け)※学生は無料

問い合わせ先 : 日本大学薬学部薬剤師教育センター
〒274-8555 千葉県船橋市習志野台7-7-1
TEL 047-465-3895

単位数 : 1単位(研修認定薬剤師制度の受講シールを交付)


日本大学薬学生涯教育講座会場 交通案内図


※ 地図をクリックしていただくと船橋市民文化創造館(きららホール)のホームページに移動します。

 

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