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第167回 日本大学薬学生涯教育講座[最近のトピック]

平成29年2月17日(金) 19時30分〜21時00分

認知療法・認知行動療法の実際

一般社団法人認知行動療法研修開発センター
理事長 大 野   裕 氏

[講演要旨]
 認知療法・認知行動療法(以下,認知行動療法)は,認知つまり心の情報処理過程に焦点を当てることで気分や行動をコントロールする力を育て,問題に適切に対処できるように支援する問題解決型の精神療法である。認知行動療法は,うつ病や不安障害などの精神疾患の治療としてはもちろんのこと,日常生活でのストレス対処法としても広く用いられるようになっている。医療機関を受診して薬を処方されたものの,病気のことを心配したり落ち込んだりしている患者の気持ちを和らげたり,服薬アドヒアランスを高めたりする目的で薬剤師が活用することもできる。
ただ,認知行動療法は,広く用いられるようになっているだけに誤解されたり誤用されたりすることも少なくない。最近も,認知行動療法を紹介したある新聞記事の中で次のような例が挙げられていた。
・・・うつ病の患者では,同僚に食事に誘われなかった理由を「嫌われている」と思い込むのではなく「仕事が忙しいので気を使ったのでは」などと柔軟な思考をするよう促す。・・・
しかし,同僚に食事に誘われなかった理由として,何の根拠もなく「仕事が忙しいので気を使ったのでは」と考えるのは決して柔軟ではない。食事に誘われなかったのは,同僚から嫌われているからかもしれないし,同僚が気を遣ったからかもしれない。どちらも思い込みだし,どちらも正しい可能性がある。
従って,ここで大切なことは,現実をありのままに受け入れて情報を集め,自分なりの“仮説”の妥当性を検証し,そこで起きている問題を解決できるように考えることである。これこそまさに柔軟な思考なのである。
今回は,そうした認知行動療法の具体的な活用法について解説したい。
(参考文献)
大野裕,田中克俊:保健,医療,福祉,教育にいかす簡易型認知行動療法実践マニュアル,きずな出版,2017



以 上
 
 

会場 : 船橋市民文化創造館(きららホール)
[住  所]千葉県船橋市本町1-3-1 フェイスビル6階
[最寄り駅]船橋駅(JR総武・中央線,東武野田線),京成船橋駅(京成本線)

受講申込方法 : 本学部ホームページより,FAXもしくはwebにて申込み

受付開始時間 : 19:00〜

受講資格 : 特になし(出身校等一切不問)

受講料 : 1,000円(当日会場受付にて申し受け)※学生は無料

問い合わせ先 : 日本大学薬学部薬剤師教育センター
〒274-8555 千葉県船橋市習志野台7-7-1
TEL 047-465-3895

単位数 : 1単位(研修認定薬剤師制度の受講シールを交付)


日本大学薬学生涯教育講座会場 交通案内図


※ 地図をクリックしていただくと船橋市民文化創造館(きららホール)のホームページに移動します。

 

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