カリキュラム(令和3年度入学以前)
日本大学薬学部は、日本薬学会が示した薬学教育モデル・コアカリキュラムに則り、これからの薬剤師に要請される基本的なスキルの修得に加えて、日本大学の教育理念である「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」、「自ら考える」及び「自ら道をひらく」能力を身につけ、「日本大学マインド」を有する人を育成しています。さらに平成27年度からは、本学の特徴として、以下の3つの系統的な特色教育を新カリキュラムに盛り込むこととしました。
入学後は、3つの特色教育から1つを選択し、必修科目であるモデル・コアカリキュラムの授業科目を履修しながら、特色教育に関連したアドバンスド科目(特色教育講義コース科目)を選択・履修し、高い専門性を身に付けます。
- 薬物治療を提案できる薬剤師の養成
- 地域に貢献できる薬剤師の養成
- 医療経済に精通した薬剤師の養成
入学後は、3つの特色教育から1つを選択し、必修科目であるモデル・コアカリキュラムの授業科目を履修しながら、特色教育に関連したアドバンスド科目(特色教育講義コース科目)を選択・履修し、高い専門性を身に付けます。
令和3年度入学生までのカリキュラム
1年次
基礎を学び現場に触れる
生命科学をはじめとする科学全般の基礎を学ぶとともに、語学や一般教養を勉強します。病院や薬局、介護・特別支援施設などの現場に触れる早期臨床体験や特色教育入門などを設置し、学びのモチベーションを高めます。
総合教育科目 | 必修 | 基礎生物学/基礎化学/基礎物理学/基礎数学/情報リテラシー/物理学/微分・積分とその応用/自主創造の基礎1/自主創造の基礎2/法学入門/心の探究 | |
外国語科目 | 選択 | 英語Ⅰ/英語Ⅱ/英語会話Ⅰ/英語会話Ⅱ ドイツ語Ⅰ/ドイツ語Ⅱ/韓国語Ⅰ/韓国語Ⅱ/中国語Ⅰ/中国語II |
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保健体育科目 | 選択 | 健康体力論Ⅰ スポーツ科学実技Ⅰ/スポーツ科学実技Ⅱ |
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薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 早期臨床体験/ヒューマンコミュニケーション/薬品物理化学Ⅰ/化学Ⅰ/化学Ⅱ/薬用植物学/細胞生物学Ⅰ/細胞生物学Ⅱ/機能形態学 |
薬学教育B | 必修 | 特色教育入門Ⅰ(特色Ⅰ~Ⅲ) | |
薬学教育C | 選択 | 英語検定Ⅰ/英語検定Ⅱ/海外語学研修Ⅰ/海外語学研修Ⅱ/特別講義Ⅰ |
2年次
専門科目で視野を広げる
基礎薬学系や衛生薬学系など専門分野の学びが始まります。実習を通じて実践的な知識や技術を養います。特色教育では治療・地域・経営の分野から興味ある分野を選択し学んでいきます。
総合教育科目 | 必修 | 医療倫理/医療と法 | |
外国語科目 | 選択 | 英語会話Ⅲ/英語会話Ⅳ | |
保健体育科目 | 選択 | 健康体力論Ⅱ スポーツ科学実技Ⅲ |
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薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 創薬化学系実習Ⅰ/創薬化学系実習Ⅱ/生物系薬学実習Ⅰ/生物系薬学実習Ⅱ/薬学と社会Ⅰ/薬品物理化学Ⅱ/薬品分析化学/有機化学Ⅰ/有機化学Ⅱ/生薬学/微生物と疾病/生化学/分子生物学/生理活性分子とシグナル伝達/食品安全学/薬の効くプロセス/疾患と薬物治療Ⅰ |
薬学教育B | 必修 | 特色教育入門Ⅱ(特色Ⅰ~Ⅲ) | |
選択 | チーム医療入門(特色Ⅰ)/健康科学概論(特色Ⅱ)/医療経済学(特色Ⅲ) | ||
薬学教育C | 選択 | 特別講義Ⅱ |
3年次
薬剤師の基礎力を養う
創薬化学系実習、衛生薬学実習、薬理学実習を通じて、薬剤師としての基本的な能力を養います。医療現場に役立つ臨床薬学系の科目を学ぶとともに、医薬品の情報を集めるための情報スキルも修得します。
総合教育科目 | 必修 | ||
外国語科目 | 選択 | 英語Ⅲ/英語Ⅳ | |
保健体育科目 | 選択 | ||
薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 創薬化学系実習Ⅲ/衛生薬学実習/薬理学実習/放射科学/臨床分析化学/分子構造解析/有機化学Ⅲ/天然医薬品化学/医薬品化学/免疫/環境毒性学/疾患と薬物治療Ⅱ/疾患と薬物治療Ⅲ/疾患と薬物治療Ⅳ/疾患と薬物治療Ⅴ/生物薬剤学/製剤学/臨床薬理学/医薬品情報学/生物統計の基礎と応用/漢方医薬学概論 |
薬学教育B | 選択 | 症例検討(特色Ⅰ)/地域と薬剤師(特色Ⅱ)/医療情報学(特色Ⅲ) | |
薬学教育C | 選択 | キャリアデザインⅠ/キャリアデザインⅡ/特別講義Ⅲ |
4年次
4年間の学びを再確認する
医薬品の適正使用を学びます。また、プレ実務実習が始まります。病院の患者さんや医療スタッフに求められるコミュニケーションのあり方など、薬剤師としての基本的な技能と態度を実践的に学びます。身に付けた能力を評価する共用試験※が行われます。また、研究室に配属され、研究能力の基本を修得します。
※共用試験
全国共通の学力認定試験です。専門知識をコンピュータで評価するCBT(Computer Based Testing:シービーティ)と、薬剤師としての基本的な技能や態度を評価するOSCE(Objective Structured Clinical Examination:オスキー)で構成されます。
全国共通の学力認定試験です。専門知識をコンピュータで評価するCBT(Computer Based Testing:シービーティ)と、薬剤師としての基本的な技能や態度を評価するOSCE(Objective Structured Clinical Examination:オスキー)で構成されます。
総合教育科目 | 必修 | ||
外国語科目 | 選択 | 英語Ⅴ | |
保健体育科目 | 選択 | ||
薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 薬物動態学· 製剤学実習/プレ実務実習Ⅰ/プレ実務実習Ⅱ/薬学と社会Ⅱ/生物有機化学/健康·環境衛生学/感染症と悪性腫瘍/EBMと薬物治療/一般用医薬品学/薬物動態学/実務事前学習Ⅰ/実務事前学習Ⅱ/実務事前学習Ⅲ/実務事前学習Ⅳ/分野別統合講義Ⅰ/分野別統合講義Ⅱ/分野別統合講義Ⅲ/分野別統合講義Ⅳ/卒業研究 |
薬学教育B | 必修 | 高齢者医療概論(特色Ⅰ~Ⅲ) | |
選択 | 医薬品評価と安全性監視(特色Ⅰ)/健康リスク評価概論(特色Ⅱ)/経営戦略論(特色Ⅲ) | ||
薬学教育C | 選択 | 分野別演習講義Ⅰ/分野別演習講義Ⅱ/分野別演習講義Ⅲ/分野別演習講義Ⅳ/特別講義Ⅳ |
5年次
薬学実務実習と卒業研究で実践力と専門性を養う
薬学実務実習では、病院と薬局での実習を経験し、実務能力を鍛えます。実習は自分に欠けている技量に気付き、学ぶ意欲を新たにする契機となるでしょう。また研究室に所属して様々な卒業研究に取り組み、薬学における専門性を養います。
総合教育科目 | 必修 | ||
外国語科目 | 選択 | ||
保健体育科目 | 選択 | ||
薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 薬学実務実習/基礎薬学総合演習講義/卒業研究 |
薬学教育B | 必修 | ||
薬学教育C | 選択 | 特別講義Ⅴ |
6年次
卒業論文の完成と国家試験対策に取り組む
担当教員の指導の下、卒業研究をまとめ完成させます。同時に薬剤師国家試験に向けた勉強に取り組みます。合格を目指すだけではなく、医療人として高度化する現代の医療に対応するため、特色ある教育科目により応用能力を高めます。
総合教育科目 | 必修 | ||
外国語科目 | 選択 | ||
保健体育科目 | 選択 | ||
薬学教育科目 | 薬学教育A | 必修 | 卒業研究/実務薬学総論/総合講義 |
薬学教育B | 選択 | 緩和医療(特色Ⅰ)/実践感染対策と栄養サポート(特色Ⅰ)/急性期医療と薬学的管理(特色Ⅰ)/バイオ・先端医療(特色Ⅰ)/応用薬剤学(特色Ⅰ)/医薬分子化学(特色Ⅰ)/生活習慣病と保健薬学(特色Ⅱ)/香粧品科学(特色Ⅱ)/簡易検査学(特色Ⅱ)/漢方医学(特色Ⅱ)/薬局経営学(特色Ⅲ)/薬剤経済学(特色Ⅲ)/医薬品マーケティング(特色Ⅲ) | |
薬学教育C | 選択 | 特別講義Ⅵ |