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研究・社会貢献
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科学研究補助金 CaseStudy34


6年制薬学生のための英語コミュニケーション能力開発研究

英語1研究室 教授 金子利雄
 医療を取り巻くグローバル化により、国内の製薬会社は外資系製薬会社との競争を余儀なくされ、M&Aを繰り返し、社名を変えて生存競争を繰り広げている。社内の公用語は英語とする会社も珍しくない。
 2010年、医学界にショッキングな通達が飛び込んできた。アメリカで医療行為を行う場合の資格審査機関(ECFMG)は、「2023年以降は、国際的な認証評価を受けていない医学部出身者には申請資格を与えない」ということである。それ以降、日本の医学教育は国際基準に対応した教育を開始した。英語を母語とする患者を想定した、英語による診断が出来るよう、医学教育は進化を遂げている。
 これらグローバル化の流れに加え、チーム医療の充実を狙いとした多職種連携教育(Interprofessional Education)が始められている。6年制薬学教育をうけた学生は、医療従事者の一員として、医師、看護師等と共に「患者のための医療」を提供していくことになる。そのため、学生時代から医学・看護・薬学の学生が共同教育を受けながら、多職種を敬い、自身の専門性を高めていくのである。
 このような環境の変化と対峙し、これからの薬剤師は、勇気を持ってComfort Zoneから出て、英語を母語とする患者に積極的に英語を使ってコミュニケーションを取れるようにならなければならない。病院薬剤師、調剤薬剤師、ドラッグストアー、MR、製薬会社等々、様々な職場で働くチャンスはあるが、従来のような論文の読み書きだけ出来ればよい時代ではなく、英語を使って患者とコミュニケーションをとる時代が既に来ているのである。
 本研究では、6年制薬学生の英語コミュニケーション能力を育成するための教材を開発することである。
 2017年は、全国の薬科系大学74校に外国語教育(コミュニケーション)についてアンケート調査を行い、英語教育の現状と問題点を調査する。
 2018年は、アメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)薬学部と英国ポーツマス大学(UOP)薬学部を訪問し、臨床現場で必要な英語表現についてのデータを収集する。
 2019年は、先の調査、訪問を経て得た情報を元に、「6年制薬学生のための英語会話」教材の開発に着手する。
 2012年~2014年の科研費研究「6年制薬学生のための「実用薬学英語」教材の研究開発」と同様、日本薬学英語研究会(JAPE)の総力をあげて取り組んでいく計画である。JAPEは、薬学教育が6年制に代わる際に、大学や専門分野の垣根を超えて英語教育のあり方を考える研究会である。これまで、薬学英語の総合教材を数多く手がけてきたが、英語四技能のSpeakingに特化した教材は、これからの薬学教育にとって必要不可欠な物となるはずである。
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