カリキュラム

 日本大学薬学部は,薬剤師を養成する6年制の薬学科を設置しています。臨床に即した高い専門性と高度化する医療に対応できる知識と技術を備えた薬剤師を養成することを目指しています。創設以来60余年にわたり培われた伝統を受け継ぐとともに,医療薬学やヒューマニティ教育,実務実習の強化を重視し,人の健康と医療の発展に貢献できる人材を育成します。
 日本大学薬学部は,日本薬学会が示した薬学教育モデル・コアカリキュラムに則り,これからの薬剤師に要請される基本的なスキルの修得に加えて,日本大学の教育理念である「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」,「自ら考える」及び「自ら道をひらく」能力を身につけ,「日本大学マインド」を有する人を育成しています。さらに平成27年度からは,本学の特徴として,以下の3つの系統的な特色教育を新カリキュラムに盛り込むこととしました。

 

1 薬物治療を提案できる薬剤師の養成
2 地域に貢献できる薬剤師の養成
3 医療経済に精通した薬剤師の養成

 

 入学後は、3つの特色教育から1つを選択し,必修科目であるモデル・コアカリキュラムの授業科目を履修しながら,特色教育に関連したアドバンスド科目(特色教育講義コース科目)を選択・履修し,高い専門性を身に付けます。

 

薬学部新カリキュラム(平成27年度以降の入学生対象)

 


 平成26年度入学生までのカリキュラム


1年次

基礎を習得し,薬学を学ぶ素養を培う。

 生命科学をはじめ科学全般の素養に加え,語学力や一般教養などを身につけます。医療や薬学の現場を体験する「早期体験実習※」のほか,リメディアル教育科目を設置し,薬学を学ぶための基礎を築きます。


※ 早期体験実習についてはこちらをクリック







基礎科目
(必修)

基礎生物学/基礎化学
薬学教育A

物質の状態とエネルギー/物質の状態と変化 I /化学結合論/分析化学 I /有機化学 I /薬用植物学/細胞の構造と機能/ヒトのなりたち/実践薬学 I
薬学教育B
フォロウアップ
科目

生体分子

アドバンスト
科目

特別講義 I

必修科目
導入・実務
ヒューマニズム

薬学への招待 I ・II

実習
創薬化学系実習 I
生物系薬学実習 I
総合科目
 
体験実習
実務実習
早期体験実習

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2年次

専門科目に親しみ,幅広い視野を獲得する。

 基礎薬学系や衛生薬学系など専門分野を学ぶとともに,各種の実習を通じ実践的な知識や技術を高めます。また,ヒューマニズムやコミュニケーション能力を学ぶ科目の履修もはじまり,医療人に不可欠の倫理観や人間性を養います。

 







基礎科目
(必修)

 
薬学教育A

物質の状態と変化 II /分析化学 II・III /有機化学 II・III /無機化学/生薬学/微生物と疾病 I /生体成分の相互作用/物質の代謝とエネルギー/遺伝情報と発現/生理活性分子とシグナル伝達/薬の効くプロセス/健康と環境 I・II
薬学教育B
フォロウアップ
科目
 
アドバンスト
科目

特別講義 II

必修科目
導入・実務
ヒューマニズム
ヒューマンコミュニケーション
実習
創薬化学系実習 II・III
生物系薬学実習 II
衛生薬学系実習 I
総合科目

 

体験実習
実務実習
 

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3年次

医薬品と疾病の関係を理解し,薬剤師の基礎を築く。

 薬物治療や処方せんによる調剤・製剤の技術などを学び,薬剤師としての基礎的な実務能力を身につけます。臨床薬学系の科目を本格的に履修するとともに,医薬品の情報を収集するための情報スキルも習得します。

 







基礎科目
(必修)

 
薬学教育A

放射線と放射能/生体分子分析/分子構造解析/医薬品合成/天然医薬品化学/微生物と疾病 II /免疫/疾患と薬物治療 I 〜 III /薬物体内動態と効果/剤形をつくる/医薬品情報科学/健康と環境 III・IV/実践薬学 II /生物統計の基礎と応用
薬学教育B
フォロウアップ
科目
 
アドバンスト
科目
天然物化学/病理学/特別講義 III
必修科目
導入・実務
ヒューマニズム
生と死・医療の担い手
処方せんと調剤の基礎
実習
創薬化学系実習 IV
衛生薬学系実習 II
医療薬学系実習 I〜III
総合科目

 

体験実習
実務実習
 

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4年次

専門知識・技術の習熟を図り,薬学実務実習に備える。

 医薬品の開発や管理などのほか,病棟業務や医療スタッフに求められるコミュニケーションのあり方を学び,薬剤師の専門的な能力を獲得します。4年次末には,身につけた能力を評価する共用試験が行われます。








基礎科目
(必修)

 
薬学教育A

薬局方概論/医薬品化学/東洋医学概論/疾患と薬物治療 IV・V/テーラーメイド薬物治療を目指して/悪性新生物と戦う/実践薬学 III /医薬品の開発と生産
薬学教育B
フォロウアップ
科目
創薬化学系演習講義/生物系薬学演習講義/衛生系薬学・実践系薬学演習講義/医療系薬学演習講義 I /臨床医学概論
アドバンスト
科目
有機合成化学/鑑識毒性学/特別講義 IV
必修科目
導入・実務
ヒューマニズム
ファーマシューティカル・コミュニケーション
実習
 
総合科目
分野別統合講義 I 〜 III
体験実習
実務実習
実務事前実習

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5年次

薬学実務実習,卒業研究に臨み,実務能力と専門性を磨く

 共用試験に合格した学生は,学外の病院や薬局で各11週にわたる薬学実務実習に臨みます。また研究室に所属してさまざまな卒業研究に取り組み,薬学者としての専門性を養います。

 







基礎科目
(必修)

 
薬学教育A

 
薬学教育B
フォロウアップ
科目
 
アドバンスト
科目
薬物動態・薬効解析/植物療法学/ゲノム情報学/一般用医薬品学/生活習慣病と保健薬学/特別講義 V
必修科目
導入・実務
ヒューマニズム
 
実習
 
総合科目
卒業研究
体験実習
実務実習
薬学実務実習

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6年次

応用能力を高め,医療人としての心を養う。

 卒業研究をまとめ,薬剤師国家試験の本格的な準備を進めます。また,アドバンスト科目も豊富に用意され,専門分野に特化した薬学や応用的な薬学を学び,医療の高度化に即応できる知識と技術を身につけます。







基礎科目
(必修)

 
薬学教育A

実践薬学 IV
薬学教育B
フォロウアップ
科目
医療系薬学演習講義 II
アドバンスト
科目
ヒトと分子の薬理学/応用微生物学/医薬品評価学/漢方医学/高齢者医療概論/発生・分化・再生の生物学/疾患の分子生物学/製剤工学/特別講義 VI
必修科目
導入・実務
ヒューマニズム
 
実習
 
総合科目
総合講義 I 〜 IV
卒業研究
体験実習
実務実習
実務実習フォロウアップ

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この他の設置科目

【総合教育科目】

生命科学入門 / 物理学 I・II / コンピュータリテラシー / 微分・積分とその応用 / 物理学実習 / 医療統計入門 / 行列・行列式とその応用 /法学入門 / 心の探究 / 人の歩み / 哲学 / 経済学 / 患者のこころを知る / 文化地理への招待 / 環境と災害 / 憲法 / 医療と法

【外国語科目】

英語 I 〜V
ドイツ語 I・II
ハングル語会話
中国語会話

【保健体育科目】

健康体力論 I・II
スポーツ科学実技 I〜III

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用語解説

【リメディアル教育科目】

 新入生のための補習授業を行います。「基礎生物学」「基礎化学」を必修科目とし,高校での未履修などで生じた弱点分野を強化。薬学を学ぶための基礎を万全なものにし,専門科目への橋渡しの役割を担います。

【共用試験】

 専門知識をコンピュータで評価するCBT(Computer Based Testing)と,薬剤師としての基本的な技能や態度を評価するOSCE(Objective Structured Clinical Examination : オスキー)で構成されます。

【アドバンスト科目】

 漢方医学や警察が行う鑑識,生活習慣病を予防するための薬学など,23の多彩な科目を設置しています。専門性の高い薬学やその応用分野を学び,薬剤師としての将来のフィールドを広げることを目指します。

 

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