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教育・研究
ホーム >  教育・研究 >  地域医療薬学研究室 中島理恵専任講師らの「アレルギー性鼻炎薬の潜在的副作用に関する研究」の成果がPatient Preference and Adherence誌の11月号に掲載されました。

地域医療薬学研究室 中島理恵専任講師らの「アレルギー性鼻炎薬の潜在的副作用に関する研究」の成果がPatient Preference and Adherence誌の11月号に掲載されました。


アレルギー性鼻炎薬は、眠気や集中力の低下等の中枢神経系の副作用を引き起こすことが知られており、これらの副作用は点鼻という局所的な作用を示す剤形を使用することで発現を抑えることができます。しかし、点鼻薬のように器具を用いる外用品は不適切に使用されている場合が多く、その状況を考慮した研究が求められていました。
本研究では、一般用医薬品のアレルギー性鼻炎薬の使用者においても、長期にわたる漫然な薬の使用、使用期限切れの薬の使用、薬の上限用量越え使用といった不適切使用がよくみられることが明らかになりました。また、多変量解析により内服薬の使用者では、不適切使用との中枢神経系副作用の発現頻度との関連が認められました。本研究の結果は、今後薬局やドラッグストアにおける薬剤師による指導を充実させるためのエビデンスとなることが期待されます。
なお、本研究は公益財団法人 一般用医薬品セルフメディケーション振興財団 令和2年度研究助成金(研究代表者:小菅康弘、研究分担者:中島理恵)および令和4年度日本大学学術研究助成金独創的・ 先駆的研究(研究代表者:小菅康弘)の支援をいただきました。

<論文名>
Association Between Inappropriate Use of Over-The-Counter Drugs for Allergic Rhinitis and Side Effects on the Central Nervous system—a Cross-Sectional Survey

原文は以下のリンクを御覧ください。
https://doi.org/10.2147/PPA.S388226


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