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第197回|外用療法における基剤・剤形の選び方
皮膚外用剤は同じ主薬でも、疾患や部位に応じて多くの剤形が開発されている。これら皮膚外用剤は従来から繁用されている「軟膏」や「クリーム」および「ローション」に加え、最近では「シャンプー」や「スプレー剤」など多くの新たな剤形が開発されている。ゲル剤においても医療用医薬品で初となる「油性ゲル剤」が、スプレー剤においても、医療用医薬品で初となる「油性エアゾール剤」が開発されている。このように同じ主薬でも、多くの剤形が揃っていることは、臨床での選択肢が増えることで、皮膚疾患の治療の幅も広がると考えられる。
一方、医療従事者が皮膚外用剤の基剤や剤形について、正しく理解しないと患者さんに最適な皮膚外用剤を選ぶことができない。臨床現場では、患者さんのアドヒアランス向上を目的として、皮膚外用剤の混合が多く散見されるが、皮膚科医の20%は、混合時に問題を経験していることが報告されている。この主な原因として、基剤や剤形の特性の相性があり、基剤や剤形への理解不足が考えられる。また、ケアマネージャーを対象とした調査では、患者や家族が使用感や利便性など優れた剤形があることを約70%が知らず、知っていても剤形の変更を医師に伝えられると考えられる割合も50%と報告されている。このように新しい優れた剤形が登場しても、患者さんに情報提供が不足している。皮膚外用剤の選択では、これら基剤や剤形の理解に加え、患者の好みを確認した上で行うことが大切である。そのためには、医療従事者が普段から皮膚外用剤に触れて使用感等を把握しておくことも忘れてはならない。そこで本講演では、皮膚外用剤の基剤や剤形の理解を通して、適正使用や混合および後発医薬品の選び方などを中心に紹介する。
一方、医療従事者が皮膚外用剤の基剤や剤形について、正しく理解しないと患者さんに最適な皮膚外用剤を選ぶことができない。臨床現場では、患者さんのアドヒアランス向上を目的として、皮膚外用剤の混合が多く散見されるが、皮膚科医の20%は、混合時に問題を経験していることが報告されている。この主な原因として、基剤や剤形の特性の相性があり、基剤や剤形への理解不足が考えられる。また、ケアマネージャーを対象とした調査では、患者や家族が使用感や利便性など優れた剤形があることを約70%が知らず、知っていても剤形の変更を医師に伝えられると考えられる割合も50%と報告されている。このように新しい優れた剤形が登場しても、患者さんに情報提供が不足している。皮膚外用剤の選択では、これら基剤や剤形の理解に加え、患者の好みを確認した上で行うことが大切である。そのためには、医療従事者が普段から皮膚外用剤に触れて使用感等を把握しておくことも忘れてはならない。そこで本講演では、皮膚外用剤の基剤や剤形の理解を通して、適正使用や混合および後発医薬品の選び方などを中心に紹介する。
実施日 | 令和6年6月26日(水) 19時30分~21時00分 | ||
講師 | 公益財団法人 佐々木研究所 大谷 道輝 先生 | ||
開催形式 |
Zoomによるライブ配信 |
受講料 | 1,000円 |
単位数 |
1単位 |
定員 | 50名 |
ご予約
第198回|在宅医療における輸液の基礎
受講者のみなさん、こんにちは。
広島文化学園大学看護学部の波多江です。
第194回日本大学薬学部生涯教育講座(令和5年9月20日)は、「実際の症例を活用した添付文書・インタビューフォームの活用方法」と題して講演をさせていただきました。
今年も、ご縁があって講演をさせていただく機会を頂戴いたしました。
なお、私事ではありますが、令和6年8月末に中国学園大学現代生活学部人間栄養学科(管理栄養士養成課程)を退職し、令和6年9月1日より、広島県呉市にあります広島文化学園大学看護学部で教員生活をスタートいたしました。
さて、輸液製剤は在宅医療・介護の現場でよく使用されているので、薬局薬剤師のみなさんが身につけておかなければならない知識です。
ただし、病院勤務経験がない薬局薬剤師のみなさんにとっては、輸液について学ぶ機会がほとんどありません。実際に、私自身も、保険薬局での勤務期間に輸液について学ぶ機会はほとんどありませんでした。
しかし、近年の在宅医療・介護の現場においては、薬局薬剤師のみなさんが、輸液製剤だけでなく、経腸栄養についても積極的な関与を望まれる場面が増えており、相談や講演を依頼されることが多くなっています。
そこで、在宅医療・介護の現場で最低限必要な輸液・経腸栄養に関する基礎的な内容について、薬剤師国家試験および管理栄養士国家試験にも触れながら紹介します。
輸液・経腸栄養に関する薬剤師国家試験および管理栄養士国家試験では、事前に解答・解説に目を通さずに受講され、当日、問題に取り組んでみてください。
特に、同僚の方や友人等と一緒に受講する方は、問題について話し合いながら問題に取り組んでください。
末筆になりますが、本講演が、受講者のみなさんにとって、今後の業務等の一助になれば幸いです。
広島文化学園大学看護学部の波多江です。
第194回日本大学薬学部生涯教育講座(令和5年9月20日)は、「実際の症例を活用した添付文書・インタビューフォームの活用方法」と題して講演をさせていただきました。
今年も、ご縁があって講演をさせていただく機会を頂戴いたしました。
なお、私事ではありますが、令和6年8月末に中国学園大学現代生活学部人間栄養学科(管理栄養士養成課程)を退職し、令和6年9月1日より、広島県呉市にあります広島文化学園大学看護学部で教員生活をスタートいたしました。
さて、輸液製剤は在宅医療・介護の現場でよく使用されているので、薬局薬剤師のみなさんが身につけておかなければならない知識です。
ただし、病院勤務経験がない薬局薬剤師のみなさんにとっては、輸液について学ぶ機会がほとんどありません。実際に、私自身も、保険薬局での勤務期間に輸液について学ぶ機会はほとんどありませんでした。
しかし、近年の在宅医療・介護の現場においては、薬局薬剤師のみなさんが、輸液製剤だけでなく、経腸栄養についても積極的な関与を望まれる場面が増えており、相談や講演を依頼されることが多くなっています。
そこで、在宅医療・介護の現場で最低限必要な輸液・経腸栄養に関する基礎的な内容について、薬剤師国家試験および管理栄養士国家試験にも触れながら紹介します。
輸液・経腸栄養に関する薬剤師国家試験および管理栄養士国家試験では、事前に解答・解説に目を通さずに受講され、当日、問題に取り組んでみてください。
特に、同僚の方や友人等と一緒に受講する方は、問題について話し合いながら問題に取り組んでください。
末筆になりますが、本講演が、受講者のみなさんにとって、今後の業務等の一助になれば幸いです。
実施日 | 令和6年9月18日(水曜日) 19時30分~21時00分 | ||
講師 | 広島文化学園大学 看護学部 看護学科 教授 波多江 崇 先生 | ||
開催形式 |
Zoomによるライブ配信 |
受講料 | 1,000円 |
単位数 |
1単位 |
定員 | 50名 |
ご予約
第199回|妊婦・授乳婦の薬物治療法について(仮題)
実施日 | 令和6年11月6日(水曜日) 19時30分~21時00分 | ||
講師 | 千葉県済生会習志野病院 薬剤部 岩佐 千尋 先生 | ||
開催形式 |
Zoomによるライブ配信 |
受講料 | 1,000円 |
単位数 |
1単位 |
定員 | 50名 |
ご予約
第200回|病院薬剤師が向かう未来について(仮題)
実施日 | 令和7年2月19日(水曜日) 19時30分~21時00分 | ||
講師 | 杏林大学医学部付属病院 薬剤部部長 吉田 正 先生 | ||
開催形式 |
Zoomによるライブ配信 |
受講料 | 1,000円 |
単位数 |
1単位 |
定員 | 50名 |